【初回公開:2013/08/20 (Tue) 14:01】
離島発 生き残るための10の戦略
山内 道雄 (著)
新書: 203ページ
出版社: 日本放送出版協会 (2007/06)
ISBN-10: 4140882220
ISBN-13: 978-4140882221
発売日: 2007/06
商品パッケージの寸法: 17.2 x 11 x 1.4 cm
内容(「BOOK」データベースより)
「若者」「馬鹿者」「よそ者」がいれば町は動く。
財政破綻を目前にした離島の小さな町が、
名物町長と“日本一安い給料で日本一働く町職員”を中心に、“奇跡の復活”を目指す。
「若者」「馬鹿者」「よそ者」とともに、彼らが見つけた“宝物”とは。
袋小路・日本の縮図である島の試みの中に、現代日本が直面するさまざまな課題を解決するためのヒントがあった。
(amazonより
新しいことをはじめましょう。
それを誰かに相談してみましょう。
さあ、なんと返ってくると思いますか。
私個人の話をしましょうか。
数年前、私はいろいろ思い悩んだ末に
とある資格試験を受けることにしました。
友人に相談しました。
「それやってどうするの?」
またある人はいいました。
「それでメシ食ってけるとでも思ってるの?」
面白いことに
「やってみなよ!」という人はいませんでした。
一人をのぞいて。
それを職業にしないことに対して説教もされました。
当時の私は自信をなくしていたので、きっかけなんかなんでもよかったのです。
唯一「やってみなよ!」といったのは家人だけ。
それ以降私は新しいことを始める際は
だれにも相談をすることはなくなりました。
資格試験はそれから6種類受けてすべて合格しております。
勿論いまも新たな勉強をしております。
あのとき
「やってみなよ」と家人が背中を押さなかったら。
さて。
その新しい事が行政だったらどうしますか?
個人レベルで反対ですから、当然反対大反対ですよね。
この本は離島のトップが改革を起こした(起こしている最中です)珍しい本です。
コームインの得意技といえば
「例外がない」で切り捨てる手法がおなじみですが
それでも著者はガンガンと改革をもってやってます。
この著者がどのような性格で話し方をするのかは完全に把握はできませんでしたが
(横浜市長もそうですが、)行政のトップに民間経験者を持ってくることによって改革が進むのは
これからスタンダードになりそうだと思います。
(全ての公務員が悪いわけではないですが・・・)
島だから出来ない
予算がないからできない
それは甘えだと痛感させられます。
これを自分に当てはめると
試験勉強の時間ないよー!とか言っててすみません!という気持ちに。
島だから
今ここにいるからこそできること
みえること
そういうものを大事にして、プラス気付きだったりアイデアが大切なのではないでしょうか。
不便だからみえるものというものは
案外ごろごろしてるのかもしれません。
余談ではありますが
震災を受けた市町村のトップのみなさんは
これ読めばちょっとプラスになるんじゃないかなあと思ったり。
行政関係者だけじゃなくって
これって復興にいいんじゃないの?という考えが多々あったので
興味のある方は是非とも一読を!
著者:山内 道雄
出版社:NHK出版
発売日:2007/6/7
【2021/03/23 追記】
古い本なのですが、今だからこそ
地方活性化でどのようなことが過去に行われてきたのかを
深堀していくのがよいのではと思いました。
コロナ終息を見据えて地方ではどのようにしていけばいいのか
そのチャンスの糸口がある本だと思います。
【本日のサムネイル】
中国地方5県の地図のイラスト(島根県)
中国地方にある鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県の
簡略化された地図のイラストです。
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