今回紹介する本は
森川すいめいさんの
「その島のひとたちは、ひとの話をきかない
精神科医、「自殺希少地域」を行く」
です。
どんな内容なの?

被災地、路上、自殺希少地域――。
現場から考える、生き心地の良い社会のつくり方。ホームレスや、東日本大震災の被災者の支援活動で
Amazonより
注目をあびる精神科医、待望の新著。
当事者に寄り添う温かいまなざしで
国内外の取り組みを自ら見聞きして、
さらなるケアの可能性を考える。
誰もが生き心地の良い社会をつくるため、
各地の現場を奔走する精神科医の探訪記・奮闘記。

【目次】
HonyaClub より
序章 支援の現場で
第1章 助かるまで助ける
第2章 組織で助ける
第3章 違う意見、同じ方向
第4章 生きやすさのさまざまな工夫
第5章 助けっぱなし、助けられっぱなし
第6章 ありのままを受け入れる
終章 対話する力
読んでみて

五カ所の自殺で亡くなるひとが少ない地域に行き、一週間ほど宿泊した記録がまとめられています。
・徳島県旧海部町
・青森県風間浦村
・青森県旧平舘村
・広島県旧下蒲刈島
・東京都神津島村
これらの地域では「全く自殺がない、わけではない」
のでご注意ください。
旧海部町では血縁関係の結びつきが弱いという調査結果がある。
しかし神津島村では濃い。
人間関係が濃いのです。
真逆なのに、自殺する人が少ないのはなぜなのか。
どの地域にもいえるのは
その地域にやってきた著者とコミュニケーションをし
著者が困っていることを知った相手が自主的に動いてること。
自分が出来ない(勤務中だったり、用事があったり)場合も
誰かできそうな人にバトンタッチする。
しかも一人にではなく、知りあい(コミュニティ)に伝えて
解決するまでつながっている。
そのつながり方もゆるっとで、心配しすぎてはいないのです。
お互い知ってるからこそのつながりです。
外に出れば誰かがいておしゃべりができる。
昔ながらのコミュニケーションがあるのです。
「できることは助ける、できないことは相談する」
当たり前のようでなかなかできないこれが、ひみつかもしれません。
自分の中に抱え込みすぎない。
会話をする。
それだけでも生きやすくなるのだなと知りました。
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【本日のサムネイル】
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