【理想のワインを作りたい!】ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち

(本ページにはプロモーションが含まれています)

 

ノンフィクション

伝説のワインコンサルタントの教え、考え方に共感し
今なお日本のワインづくりに奔走している
三人の男性のおはなしです。

ワイン?難しいんじゃないの?

ワインについて全くわからなくても大丈夫です。
専門用語が出てくるのはごくたまにですし、
その説明もされていますよ。

どんな内容なの?

登場人物は
岡本英史さん
城戸亜紀人さん
曽我彰彦さん
この三人が学生時代に出会い、
おのおの自分のワイナリーを作り
自らが思う最高のワイン造りに奔走します。

1994年ワイン友の会と称し、大学の仲間で集まり
ワインをテイスティングし、コメントしあう。
この時出会った三人の中で
実家がワイナリーだったのは曽我さんだけ。
その後、二人が卒業旅行にフランスのぶどう畑に行くと知った曽我さんは
年下でまだ卒業ではなかったのですが
自分も一緒に行きたい!と言い出します。
この旅行がなかったらのちに三人はワイン造りをしていなかったかもしれません。
その後就職した岡本さん、城戸さん、
曽我さんは本格的なワインづくりをしたいと
フランスに修行にいきます。

畑もない岡本さん、城戸さんはどのようにぶどうを作るのでしょうか?
また曽我さんはぶどうの品種について家族と話し合いをしますが…

読んでみて

ワインはぶどうから作ります。
ぶどうの果実だけで醗酵させます。
農作物としてワインを作る。
いい土を作って、いいぶどうをつくる。

ワインが農作物ということは
自分の中に全くない考えだったのでびっくりしました。
無農薬にすると虫が来ますし
まめに手入れをしなければいけませんし
収穫量が少なければワインにはできません。
自然相手にいちから物を作ることがこんなに大変なのか、
またそんな考えに家族がついて行けなくなったりと
ただぶどうを作ればいいわけじゃないのが
読んでいて歯がゆくなりました。

タイトルに
「日本ワインの革命児たち」
とありますが
もちろん日本には彼ら以外にも
理想のワインを作るために頑張っている方たちがいらっしゃいます。
近年国内ワインブームでワイナリーがふえています。
この本を読んでから!
是非最寄りのワイナリーに行ってみてくださいね。



ちなみに近年北海道内では
新しいワイナリーが増えてきてるので
訪問するのがとっても楽しみです!
(現在新型コロナウイルスの蔓延で見学中止されてる場合もありますので
ワイナリー訪問の際はHPなど確認してくださいね)

【あらすじ】
日本のワイン造りは、世界の常識からかけ離れていた。
生食用ぶどうを使い、海外からワインやぶどう果汁を輸入して造ることも多かった。
そのような状況に異を唱えた人物が、醸造家・麻井宇介だった。
麻井の教えを受けた岡本英史、城戸亜紀人、曽我彰彦の3人は「ウスケボーイズ」と名乗り、
日本では絶対に無理と言われたワイン用ぶどうの栽培から
醸造までを一貫して手がけるワイン造りにすべての情熱を傾け始めた―。
“本当の日本ワイン造り”に人生を捧げた青年たちの出会いと苦悩、
葛藤そして成功までを追う小学館ノンフィクション大賞受賞作。

プロローグ 父の遺言
第1章 六畳間のワイン狂い
第2章 日本では無理だ
第3章 畑の修道士
第4章 宿命的風土論に呪縛された歴史
第5章 ワインと恋と狂気
第6章 LET IT BE
エピローグ 父を越える息子たち

HonyaClub より

★ぜひよんでみてね★

ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち (小学館文庫)

著者:河合香織
出版社:小学館
発売日:2010/11/16


【本日のサムネイル】
ワインのイラスト「赤ワイン」
赤ワインのボトルと、グラスに入った赤ワインのイラストです。

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