メンタルヘルス本なのですが
面白いのはこれはワーク(主に記述)しながら
自分自身と向き合うように促すという形式になってます。
第一章 とりあえず、落ち着く
第二章 誰かとつながる
第三章 ストレッサーに気づいて書き出す
第四章 ストレス反応に気づいて書き出す
第五章 マインドフルネスを実践する(身体、行動、五感を使って)
第六章 マインドフルネスを実践する(思考、イメージ、感情に気づいて手放す)
第七章 小さなコーピングをたくさん見つけよう
第八章 生きづらさの「根っこ」と「正体」を見てみよう
第九章「呪いのことば」から「希望のことば」へ
第十章 「内なるチャイルド」を守り、癒す
ひとつひとつの自分の感情と向き合う。
批判ではなくただ受け入れ、自分が感じていることに気づくことで
すこしずつ解放されるよう意識を変えていく方法が書かれています。
本文には「思ったことをかいてみよう」などのあとに
書き込み欄があって余白も多いですが、直接書き込まず、
ノートなどに書いていくのをお勧めします。
時間がない人はメモ帳アプリを使うのもいいかもしれません。
自分が思ってること感じたことと向き合うのは
意外と難しいんだなあと実際やってみて思いました。
実際書いたものをみていいくと「嘘っぽい…」と思うこともありますが
何度も続けていくことで、素直に書けることができるのかもと感じました。
メンタルが弱っていると、一人だと感じてしまったり死んだほうがましなど
どうしてもマイナス思考に陥りやすくなります。
そういう特別なときじゃなくても
ストレス社会の世の中ですから、自分自身をいたわる意味でも
セルフケアを覚えていくのはいいことと思います。
ストレスがちょっとだけの芽の時
どう考えてどう昇華させるか、どう向き合うかが細かく書いてあるので
元気な時にやってみるのもありです(備え的な意味でも)
いっこいっこが 難しくないのもポイント。
こういうタイプのセルフケアの本は今までなかったタイプなので斬新です!
タイトル:セルフケアの道具箱
著者:伊藤絵美
出版社:晶文社
【本日のサムネイル】
ストレスチェックの用紙のイラスト
2015年にメンタルヘルス対策のため企業内で行うことが義務化された、
ストレスチェックの用紙のイラストです。
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