【初回公開:2012/05/29 (Tue) 16:52】
奇妙な祭り―日本全国“奇祭・珍祭”四四選
杉岡幸徳
新書: 191ページ
出版社: 角川書店 (2007/07)
ISBN-10: 4047101036
ISBN-13: 978-4047101036
発売日: 2007/07
商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.4 cm
日本にはなんと30万もの祭りが存在するらしい。
その中には、猥褻だったり、起源があやふやだったり、
意味不明で不思議な祭りがたくさん存在する。
本書は、そんな祭り好きの日本人の、
特に奇妙で不思議な祭りだけを厳選した奇祭・珍祭を楽しむ本である。
(Amazonより
子供の頃、本が極端に少ない家だったのだが
その本棚になぜか「東北ミステリー伝説」という
これまたアヤシイ本があって、兄姉と奪い合いながら読んだ。
なんとなく不思議なことっておもしろいと思うまま今に至る。
そして民俗学もだいこうぶつである。
となったら読むしかないじゃーん!である。
というか44選。
エロばっかwwww
昔は乱交も当たり前だと書いてあったが、
いまのようにおおっぴらにお付き合いとか出来るとは思えないので
お祭りの時が今でいう合コンみたいなものだったのだろうなと予想がつく。
しかし、どれだけ子孫繁栄願っていたの?と思うくらいにエロス、
もしくは「なぜこれが未だに行われるの?」というものまで!
明治時代に「淫祠撲滅」ということで
かなりのこういったものが破壊されたらしいが、哀しいものがある。
私の地元から車で1時間ほど離れた集落に嫁いだ知人に招かれて行ったうたげ。
そこの集落独特の宴で
結婚一年目の家に嫁の友達を呼び(未婚のみ)
その前で仮装した集落の人が夫婦と同居家族
そして未婚女性の前で疑似性交をするというのをみた。
それが一組だけではなく、24時間(一時間に一組)行われるのだ。
私が見たのはまだ笑えるものなのだが、
帰った後はかなりエグイ、もはや仮装じゃない組もあったそうな。
まあ昔からある風習だとか・・・
淫祠撲滅で壊されたシンボルは多いかもしれないが
案外こんな風にいまだにひっそりと続いてるものも多いのではないだろうか。
こういうのすきです!(にこー)
タイトル:奇妙な祭り―日本全国“奇祭・珍祭”四四選
著者:
出版社:
奇妙な祭り―日本全国“奇祭・珍祭”四四選 (角川oneテーマ21)
【2021/01/26 追記】
このような奇祭が好きなのですが、内容があれれだったり
トンデモ本だったりもあったりでそれも含めて面白いです。
これは新書なのですが、新書というスタイルでこのての本はなかなかありませんので
そういう意味ではかなりの珍本ともいえるかと思います。
げんざいコロナ禍で各地域のお祭りが中止になっているそうで
この本に取り上げられているようなお祭りもこのままフェードアウトしないでほしいです。
【本日のサムネイル】
きつねのお面のイラスト
お祭りで売っているような、怪しい顔の狐のお面のイラストです。
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