【破天荒でも繊細な生き方】蛇のみちは -団鬼六自伝

文芸

【初回公開:2010/11/22 (Mon) 11:55】

蛇のみちは -団鬼六自伝
団 鬼六
幻冬舎アウトロー文庫





文庫: 307ページ
出版社: 幻冬舎 (1997/06)
ISBN-10: 4877284818
ISBN-13: 978-4877284817
発売日: 1997/06
商品の寸法: 15.2 x 10.2 x 1.4 cm

「お前は勝負師の血を引いているんや」
別れの時、父が放ったその言葉が全てを予言していた。
人生という大博打を打ち続けてきた“最後の無頼派”が自ら描く、
波瀾に富んだ異色の半生。
(Amazonより

時代が時代だった。
だからこそ出来る商売があると思う。
まさしく著者が歩んできた
果敢に挑んだ仕事はそれだったと思う。
私が大人という年齢になった頃
某ストリップ劇場跡地に連れて行かれたことがある。
まだ子供の私の反応が見たくて
年上の男たちはそういった、当時もはやすたれてしまった
しかし輝かしいそれらを教えてくれた。
これはその思い出を記憶の底から引っ張り上げてくれた本だった。
付け加えておくと本書に
ストリップの事はかすり程度だけしか書いてないのである。
古きよき時代
でも著者は今日も元気にwebでもつぶやいておられます。
生涯色濃いまま、のようです。

タイトル:蛇のみちは -団鬼六自伝
著者:団鬼六
出版社:幻冬舎アウトロー文庫

【2020/10/22追記】

当時これを書いた後、団先生にリプライいただいた思い出よ。

その節はありがとうございました。

そんな先生は2011年にお亡くなりになってしまいました。

SM小説家のイメージが先行されていますが、豪快かつ繊細な作品で

ただの艶話ではなく女性を大切に扱っていた内容が多いと思います。

生前の友人らとの交流、どのようにSM小説の帝王になっていたか

エッセイでありエンターテインメント小説としても読める一冊です。

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